展覧会ニュース
平成17年度 第102回 日本犬全国展覧会
実施日:2005年11月19日、20日  会場: 広島県呉市 呉ポートピア横 埋立グラウンド

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けんごの展覧会寸景

展覧会の取材中に撮影した印象的なシーンを集めました。

「登場」

何と言っても今回のヒーローは翔春号。

一審のリングに入場した直後の

写真です。他犬の審査中でしたが、

入場しただけでギャラリーがざわめく

ほどの存在感でした。

「意思疎通」

翔春号のハンドリングを務めた山本さん。

わずかな時間を見つけては翔春号との

意思疎通を図ります。

翔春号と人犬一体になった勇姿は

今大会で最も印象に残りました。

「翔陰号」

カメラを通じて目線があっただけで

思わずぞくっとするような犬。

翔陰号ならではの個性的な顔貌は

相変わらず魅力充分でした。

「ハンドリング」

翔陰号のハンドラー、尾崎さん。

リード一本を介して全身全霊を込めたような

ハンドリングに翔陰号も見事な立ちっぷりで

応えておりました。

「威風堂々」

周囲を睥睨するように立つ天照号。

ハンドラーの方は後肢の位置を気にして

いたようですが、ピタリと決まれば

このとおり。堂々たる立ち姿と

なりました。

「先生、邪魔なんですけど・・・

全国展での撮影が難しいのは

リングが広いのでカメラポジションが

とらえづらいため。そんな苦労の中で

こちらを向いてくれた栃神号。「しめた!」と

思った時に限って障害となるものが・・・。

(例えばこれは補助審さんのお尻です)

あぁ、一度でいいからリングの中で

撮影したい!

「用心」

警戒心の強い四国犬が相手だけに

偽色のチェックは気が抜けません。

「久しぶり」

播磨龍王号が全国展に登場。

宮城での全国展で壮犬組以来の

出陳です。より厳しさと貫禄が

加わってうれしい再見となりました。

「遊びたい」

飼い主に甘える春彦号。

秋風そよぐ快晴の日、つい遊びたくなる

犬の気持ちもわかります。

「どうぞ!」

出番待ちの銀竜号(湘南黒川荘)に

案内をする審査補助の先生。

出陳者には緊張の一瞬でありましょう。

「三兄弟」

出陳目録を見ると雄部成犬組では

魁輝号/魁捷号/魁勇号の安芸葉月荘

3兄弟の出陳が目を引きました。

いずれも魁雲号×安芸優姫号の

同胎犬です。右写真は魁勇号の一審。

「どうします?」

山田さんの愛犬・魁捷号。

展覧会慣れした魁捷号が

「次は歩様?」ってハンドラーに

聞いているような気がします。

「握手」

四国犬代表を賭けて戦った

翔春号と芙紅号。

お互いに健闘を称え合う爽やかな

握手でありました。

「男前」

撮影に苦労しているので

目線をくれる犬がいると

つい嬉しくなります。

右の誉菊号のカットも、撮影中に

ここへ掲載しようと決めていました。

昔の男優のプロマイドのような写真に

なったと思うのは私だけでしょうか?

「遠い道」

四国犬代表審査のリングへ向かう

芙紅号(「ふくごう」と読みます)。

若犬時代より「出陳すればいつも一席」

だった芙紅号。こんな素晴らしい犬でも

全国展の成犬組ともなれば、わずかな

勝負運やコンディションに左右され

トップの座につくことは難しい。成犬組での

挑戦3度目にして掴んだ栄光を手に

代表審査へ向う後姿に私は感慨深い

ものを感じました。そう考えると

日本犬ファンの誰もが夢見る「大臣賞

決定審査のリングへ立つ」ことが如何に

遠い道であることか・・・。気の遠くなる

ような思いで掲載した一枚です。

「下がって!」

見慣れない大型ビデオカメラが

出陳犬に影響を与えることを配慮し

的確な指示をだす弓削田先生。

「爽やか」

雄部若一組で全国展初登場の翔嶺号と

ハンドラーの佃さん。

日頃から愛情を持って接しているせいか

人と犬とが調和した

見事なハンドリングです。

初々しさと秋風のような爽やかさを感じる

リングでの立ち姿でした。

 

「表彰式」

展覧会終了後、大臣賞の表彰風景。

日本犬ファンなら誰もが憧れるシーンです。

受賞された山本さんの礼儀正さ、

姿勢の良さは表彰式のお手本の

ようでした。

翔春号の飼い主の大家さん、ハンドラーの

山本さん、おめでとうございました。

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