我家に四国犬がやって来た ! presented by Kengo
   ラン(成蘭号)

   

 

 (呼称:ラン

 自然と遊ぶ(山歩き)  

夜明け前。これから山登り「ワクワク」


頂上到着。「キツかった!」

リードをつけて帰り支度

(写真はいずれも2才4ヶ月の頃)

 

 ランの祖先は四国の急峻な山々を駆けめぐり
ながら生活をしていました。いつしか人と生活を
するようになり、それでも広々とした自然の中なら
ともかく、都会の狭い土地で窮屈な生活を余儀なく
されています。毎日犬舎の中かリードにつながれて
生活をさせることが、時折不憫になります。
 たまには山へ連れて行って放してやろうと思い
ますが、他のハイカー達の迷惑になるし・・、と考え
ているうちに、ちょうど良い山が見つかりました。
(場所は秘密!?) その山は、山頂まで1本道で、
なおかつ車でなければ登山口まで行きづらい
ところです。夜明け前に登山口に着き、駐車場を
見て他のハイカーが山に入っていないことを確認し、
ランを放して登ります。ランは喜びのあまり、
狂ったように私の前後を走り回ります。山の中を
走る姿が日本犬ほど似合う犬種は他に居ないで
しょう。歩いて約2時間、山頂に着いて、おにぎりを
食べ小休止したら、下山します。下山の時は、登って
くるハイカー達に会うので、当然、リードにつないで
下ります。ランは人に対しては本当に優しく、決して
危害を加えるような犬ではありませんが、山道で
こんな犬とバッタリ出会うと、それは驚くだろうと
思うので駐車場まではリード付です。
 年に数回ながらランにとっては最も楽しい行事
でした。
 ところがある時、ランが何かの匂いを嗅ぎつけたの
か、山道を外れ沢に向かってまっしぐら! いくら呼ん
でも帰ってきません。いつもなら道を外れても呼べば
すぐに戻るのに・・・。仕方なく、そこで立ち往生して
いるうちに地元の猟友会らしき人たちが通りがかり、
「犬を放した?四国犬?あー、そりゃ帰ってこねぇよ。
このあたり猪、多いんだ。禁猟区だからね。猪もよく
知ってんだ。安全な場所をよぉ。そうりゃぁ、犬も
おもしれぇだろうよ。猟欲ってのがあるからね。まぁ、
気長に待つんだね。」と教えてくれました。
 このまま帰って来なかったらどうしよう・・・。不安な
気持ちで待つこと約1時間、藪の中からヘロヘロに
なって出てきたランを見たとき、安心すると同時に怒り
がこみあげてきました。
 「もう二度と連れてきてやるもんか!」

 自然と遊ぶ(川遊び)
 

「我家の四季」のコーナーでも紹介して
いる、夏恒例の川遊び。四国の清流で
暑さを忘れて遊びます。

(写真はいずれも2才0ヶ月の頃)