’00年1月16日、我家に2頭目の四国犬がやって来ました。その名は「ユキ」。まだ生後65日の雌の子犬です。
ランは人には優しいですが他の犬に対しては喧嘩っ早いところがあり、こんな小さな子犬がランに噛まれたりでもしたら
大変だというので、しばらく近づけませんでした。ところが、家族がユキを大切にする姿を見ているせいでしょうか?
恐る恐るユキを近づけてみるとランもユキをすごく大切に扱います。それどころか、ラン自身が甲斐甲斐しくユキの遊び
相手となって世話をするようになりました。これには家族皆で大感激。「気はやさしくて力持ち」「最高のお兄さん」
「男の鏡」などと我家におけるラン株は急上昇です。雄は雌に対してこんなに甘いものか!と思います。
つきあい初めの頃の男の「甘さ」が、後にどれだけの悲劇を生むのか、一抹の不安を覚えつつ見守る私でした。
案の定、ユキの遠慮無さは増長するばかり。ランはユキに対して手加減していますが、ユキはランに対して何の
手加減もありません。子犬の頃の細く鋭い歯で毎日噛まれてランの鼻の周囲は生傷が絶えません。時々「痛い!」と
泣くのはランのほう。ほんと、男はつらいなぁ。
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